【災害対策】InterFMを外国人の友達に教えてあげよう!

皆さんは普段ラジオを聴きますか?

ラジオは普段の生活の中で聞くのはもちろん、災害時に正確な情報を得るために必要なツールでもあります。

そして、それは日本に住む外国人も同じです。災害時には全員に正しい情報を届ける必要があります。

今回は、特に外国人の皆さんにとって災害時に役立つ放送局「InterFM」をご紹介します。

大切な情報なので、ぜひシェアしていただけると幸いです。

InterFMとは?

まずは、InterFMについて基本情報を簡単にご紹介します。

洋楽中心の音楽専門局

InterFMは89.7MHzで聴けるFMラジオです。日本のラジオ局には珍しく、音楽専門局となっています。バラエティ番組などがあまりない、ということです。

さらに、洋楽を中心とした編成になっているため、洒落た喫茶店、バーなどで流れていると味があっていいなと思います。僕もBGM代わりによく部屋で流しています。こうやってブログを書いている時なんかにオススメですね。

音楽好きには最高の放送局

特徴は何と言っても良質な音楽がエンドレスで流れていることです。アメリカのラジオ局では割とスタンダードな形の音楽専門局ですが、日本ではバラエティや情報番組も混合で流すのが主流のため、なかなか珍しい放送局です。

音楽が好きな人でまだ聴いたことがないという方は、ぜひ試してみてほしいです。

なぜ外国人にオススメなの?

さて、タイトルにもある通り、InterFMは日本に住む外国人にはぜひ知っておいてもらいたいラジオ局なのですが、その理由を書いていきます。

有事の際には外国語放送が条件になっている

そもそもInterFMが開局した背景には、阪神淡路大震災の教訓が関係しています。

実は阪神淡路大震災が発生した時、在日の外国語圏の人々に震災情報が十分に行き届かなかったという問題がありました。それは、テレビのように視覚的に情報を伝えることができない震災時において、外国人に向けた情報発信の術を用意していなかったためでした。当時のラジオ放送は日本語ばかりで、外国人が正確な情報を得るのは困難だったのです。

そんな経緯があり、「有事の際に外国語放送を行うこと」という付帯条件のもとで周波数が割り当てられ、1996年4月1日に開局しました。

ちなみに、同じように「有事の際に外国語放送を行うこと」という付帯条件を有するRadio NEO(名古屋)、FMCOCOLO(大阪)、LOVE-FM(福岡)とMeganet(メガネット)を形成しています。

メガネットの主な役割は、共同特別番組の営業協力やネット番組の放送、災害・緊急時の協力などです。簡単にいうと、協力して外国語放送を盛り上げていきましょう!という組織ですね。

番組DJの多くがバイリンガル

上述の経緯もあり、外国語放送をスムーズに行うために番組DJの多くがバイリンガルとなっています。もちろん海外の音楽事情にも精通している方が多く、普段から聴いていて楽しいラジオ局です。また、日本語話者にとっては語学勉強にも役立つのではないでしょうか?

InterFMはどこで聴ける?

次に、肝心の「どこで聴けるか」についてご説明します。

基本的には首都圏地域のみ聴取可能

FM局ですので、残念ながらあまり広範囲で聴くことはできません。東京を中心とした関東圏でのみ聴くことができます。

しかしながら、有事の際の外国語放送が重要であることに鑑み、通常のFM放送よりは広域で聴くことができるようです。関東圏の方は一度89.7MHzに合わせてみてください。

また、radikoのプレミアム会員になれば全国どこにいても聴くことができます。(ネットが繋がらないと無理なので、災害時に役立つかどうかは微妙です。。)

まとめ

今回は日本に住む外国人に知っておいてもらいたいInterFMについてご紹介しました。

普段から面白い番組をやっていますが、災害時には強力な味方になってくれます。

ぜひ、周りの外国人の友達にも教えてあげてください。