【FX初心者】2本のローソク足の組み合わせで判断しよう!

2本の並んだローソク足が示すメッセージは、1本のローソク足よりも具体的な情報になることが多いです。今回は代表的なパターンを見ていきましょう。

2本の組み合わせを見る理由

2本以上見るのが「常識」

そもそも、ローソク足は複数本をまとめて見るのが普通です。一本だけで見ることは基本的にせず、必ず2本以上を見て判断します。ポジションを取る際にも使いますし、ファンダメンタルの分析にも2本を見ます。

1本だけで判断できる例は極めて特殊で、例えば陽の丸坊主などの一方的なローソクでは判断できます。しかし、そのくらい強いメッセージを発していない限りは無理です。

メッセージが強い

2本並んでいると、メッセージ性と確実性が強くなります。

特に、相場の転換点を示すメッセージは非常に強いですので、この機会に代表的な組み合わせを確認していきましょう。

2本のローソク足の組み合わせ

よく見かける組み合わせ

かぶせ線

大陽線のローソクに続けて、次の陰線が大陽線の中心付近まで下落した形です。この組み合わせだと、上昇トレンド終了の可能性が高いというサインになります。

切り込み線

大陰線のローソクに続けて、次の陽線が大陰線の中心より上で高値になった形です。この組み合わせだと、下げの力より上げの力が強く、上昇に転じる可能性が高いというサインになります。

はらみ線

大陰線の後に、その値幅の中に収まる小陽線が続く、もしくはその逆で大陽線の後にその値幅に収まる小陰線が続く組み合わせです。天井付近で見られた場合は下落に転じる可能性があり、底値で見られた場合には上昇に転じる可能性があります。少し迷う形ではありますが、こうした組み合わせの場合はトレンドが続くとは考えず、一旦様子見が良いです。

出合い線

2本目が先のローソク足から大きく放れて始まり、先のローソク足終値付近まで動く組み合わせです。

陰線→陽線の場合は上昇、陽線→陰線の場合は下降を示唆しています。

毛抜き

陰線、陽線の順に並び、2本の安値が揃った形です。この形が安値圏で出ると底打ちの目安となります。

逆に陽線、陰線の順に並び、2本の高音が揃い、高値圏で出現した場合には天井打ちの目安になります。

特に重要な「つつみ足」

つつみ足とは

つつみ足は、1本目のローソクを2本目がすっぽりと包み込む形です。

陰線→陽線の場合は強力な上昇シグナルで、陽線→陰線の場合は強力な下降シグナルです。

つつみ足の見方

つつみ足は強力な転換シグナルになり得ますが、全てが当てはまるとは限りません。ダマシがある場合もあります。

そんなつつみ足を有効に利用するためには、以下の点に注意すると良いです。

長期のチャートを確認すること

時間足より日足、日足より週足といったように、より長期のチャートを確認していくと、つつみ足が出現する確率は下がります。その分、精度の高いシグナルとして判断することができます。

安値圏の陽線つつみ足と高値圏の陰線つつみ足を見つける

つつみ足は動きのない相場で出現してもほとんど意味を持ちません。高値圏、安値圏で出るからこそ有効なシグナルとして機能します。

安値圏では陽線つつみ足を、高値圏では陰線つつみ足を探すようにしましょう。

まとめ

2本のローソク足の組み合わせが強いシグナルになることと、代表的な組み合わせをご紹介しました。

強いシグナルを覚えておくと、トレードをする際に自信を持ってポジションを取ることができます。ぜひ、紹介した組み合わせを覚えてトレードに役立ててください。