【テクニック】ガチ勢が教える読まれやすいラジオのメールの書き方!

ラジオリスナーとして一度はやってみたいのが「メール」を送ること。

昔はハガキで送っていたこともあり、番組を盛り上げる名物リスナーはハガキ職人と呼ばれていたそうです。なお、現在は「メール職人」が一般的です。時代は違えど、ラジオには欠かせない存在です。

また、番組によってはノベルティがもらえることもあり、メールの送り方はチェックしておきたいですよね!

今回は、ラジオのメールの書き方についてご紹介します。

ラジオのメールって何?

全部で3種類のメールがある

まず、ラジオのメールには大きく3種類あります。みていきましょう。

コーナーメール

深夜ラジオでは必ずと言っていいほど存在する番組のコーナー。バナナムーンでいうと「ヒロメネス」三四郎なら「バチボコ!」菅田将暉なら「ショートシャンクの空に」など、各番組で面白いコーナーが用意されています。

ここでよく読まれる常連リスナーを「メール職人」と呼ぶことが多いですね。

また、コーナーメールを何通も読まれるような人は放送作家としてデビューすることもありますし、スカウトがきたりすることもあるようですね。オールナイトニッポン全体で放送作家オーディションをしたこともあります。

テーマメール

番組冒頭で募集されることの多いメールです。「あなたの周りのすごい人」とか、「やっちまった話」など、その日によって内容は大きく異なります。

このメールは自分の経験を書けばいいので、初心者でも送りやすいのではないでしょうか?

また、このメールをきっかけにパーソナリティと電話ができたり、その日の話題がどんどん膨らんでいくこともあります。恋愛相談に発展することもあり、リスナーたちがメールで加勢してくれたり、Twitterで応援してくれることもあります。ラジオリスナーはみんな優しいんですよ。

リアクションメール

番組内でパーソナリティが話したことに対してコメントをするメールです。

このメールが一番パーソナリティと距離が近いと思います。話したことに対してコメントして、さらに話をしてもらうというのは結構嬉しいものですよ。

また、このメールで面白いことを送ることができる人はマジで面白い人です。僕も尊敬しています。笑

番組を盛り上げる強烈なスパイス

ラジオ番組は基本的にパーソナリティだけでなく、リスナーも参加して作り上げるものです。おっさんくさい話をしていたら「お前ら今週も歯の話ばっかしてんじゃねーか!ジジイかよ!」とツッコミを入れてみたり、失敗談に対して共感のメールを送ったり。

パーソナリティが生み出した1を、10にも100にもすることができます。また、リスナーのメールがきっかけで番組に新コーナーが生まれたりもします。夢がありますよね。

憧れのパーソナリティと通じ合えるツール

メールのいいところは、憧れのパーソナリティと通じ合えるところでしょう。

自分のメールが読まれて、それに対してコメントをもらえるのは非常に嬉しいものです。共感してもらったり、友達同士の会話のようにバカにされたり。夜中に一人でゆっくり聴くのもありだと思いますが、「誰かと繋がっている感覚」「番組を一緒に盛り上げている感覚」はかなり強烈ですよ。

送る際のポイント

メールを送る際に重要なのは、ズバリ「相手に親切か」の一点につきます。まず、見本を見ていきましょう。

僕は普段こんな感じで送っています。

タイトルは必ず書く

まず、メールのタイトルは絶対に書きましょう

コーナーメールによってはタイトルが指定されているものもありますので、送る前に番組HPなどで確認してみてください。

その他、テーマメール『今日のテーマ』として送ってください」と指定されていることもありますので、それには従うようにしましょう。

メールはタイトルで仕分けていたりするので、無題で送ると読まれる可能性が格段に低くなります。

最初にラジオネームを書く

番組を聴いていると分かると思いますが、パーソナリティがメールを読むときの流れは

「えー、続いてラジオネーム〇〇。今日のテーマの『恥ずかしい話』ですが、、、」

という感じで、最初にラジオネームを読んでくれますよね。そのため、メールもその流れに沿って書くほうがいいです。パーソナリティや作家さんの立場になって、読みやすいフォーマットで書くように心がけましょう。

ラジオネームの注意事項

自由度の高いラジオネームですが、人を傷つけるような内容はNGです。聴いていて不快だとリスナーも嫌なので、節度を持って決めましょう。

最後には住所と本名を記載する

これは絶対ではないですが、メールの内容が面白いと何かノベルティを送ってもらえることがあります。その際に住所氏名は必要になるので、なるべく書いておくようにしましょう。

個人情報の扱いに関しては心配しなくて大丈夫です。相手は大企業のプロですから、その辺はしっかりしています。

改行は多めに

長文メール自体避けたほうがいいのですが、文章が長くなる場合は改行を多めにしましょう。

句点(。のことです)ごとに改行するのがオススメです。

添付ファイルは極力送らない

メールには画像などを添付できますが、受け取る側からしたらウイルスである可能性も考えます。そのため、特別な事情がない限りは送らないのがよいです。

もし送る場合は、文章中にどんなファイルなのかを明記の上、住所と氏名を書いておくと相手も安心して開封することができます。

読まれやすいメールを書くには

続いて、読まれやすいメールとはどんなものなのかについてご紹介します。一応、僕が送って実際に読まれたメールの共通点を洗い出して整理したものになっていますので、何も考えずに送るよりは読まれやすいと思います。笑

コーナーメール編

強烈に狂ったメールを送る

主に芸人のラジオ向けです。

コーナーメールの基本は、「狂っていること」です。下ネタもふんだんに使いつつ、「そんなやついるか??www」と思われるようなメールだと読まれやすいですし、笑いになります。

恥を恐れないことが、読まれるための一番の近道です。普段はバリバリのイケメンだとしても、ラジオでは匿名性を生かして自分の思考の中で一番狂っている部分を文章にして送りましょう。

反社会的な内容は慎む

狂ったメールを送るとしても、反社会的な内容はNGです。「モノを盗んだ」とか、「無理やり襲った」とか、そういう内容はコンプラ的に読めません。また、差別用語にあたる言葉も絶対にNGです。この辺はしっかり確認して送らないと、あなた自身が恥をかくことになりますし、場合によっては二度とメールを読んでもらえなくなります。気をつけましょう。

テーマメール

速さが命

テーマメールは早めに送ると読まれやすいです。番組の中盤CM明けくらいに読まれることが多いので、早めに送ると目を通してもらいやすくなります。

よく聴いている番組ならば、タイトルと住所氏名くらいまではあらかじめ書いておいて、テーマが発表されたらすぐに送れるようにしておくといいかもしれませんね。

あるあるネタ」を送る

パーソナリティにもよりますが、テーマメールは共感を生む内容が読まれやすいと思います。要は話題を広げていく必要があるので、突拍子もない話だと広げられないんです。パーソナリティのテンションをあげつつ、話が広がって面白いリアクションメールが届くという好循環が生まれると最高ですよね。

リアクションメール編

話の展開に沿ったメールを送る

リアクションメールは、話の展開に沿ったメールであることが重要です。

少々テクニカルな話をすると、例えば番組の後半でリアクションメールを送る際は、その日の話で出たA要素とB要素を掛け合わせてCというオチを作るのがいいと思います。

例えば、「宇宙人」の話と「街で見かけた不思議なおじさん」の話が出ていた場合、

「えー、こちら宇宙警察です。あなたが街で会ったという不思議なおじさん、急に直立不動で遠くを見つめていたりはしませんでしたか?え、していたかもしれない?くそっ!ソイツは地球を侵略しに来た宇宙人だ!追え!追うんだぁぁ!!」

という感じで無理やり繋げて持っていくと、番組全体の流れにも沿っていて盛り上がりやすいです。

放送中にミスした部分を攻める

番組中に起こったミスを指摘するのは効果的です。オチの無い話をして締まりが悪いトークになったら「あーあ、この番組も今年で終わりかあ!さみしくなるなあ!」など、ミスを煽る感じのメールを送るといいと思います。リスナーも含めて番組を作っているので、面白くないときはリスナー側が盛り上げていくのがいいですね。ただし、無闇に傷つけるのはNGです。その辺のバランス感覚は大事にしてください。

他の人のメールに乗っかる

リアクションメールでは、最初に読まれた人のメールが基軸となってその日の話が進むことがあります。自分にも似たような経験がある場合は、積極的に乗っていくようにしましょう。作家さんにもよりますが、リスナーのメールの方向性が一体となりやすい傾向があります。パーソナリティを攻める流れ、逆に上げてから落とす流れなど、お笑いに共通する部分があります。素人が流れを読むのは難しいので、他の人のメールに乗っかりつつ、番組の流れに沿った内容を投稿すると良いです。

まとめ

ラジオの魅力の一つである「メール」について書きました。

ぜひ、参考にしてみてください。

そして、これからもみんなでラジオを盛り上げていきましょう!